ニッセイ基礎研究所による不動産投資の実務家・専門家向けアンケートから、これまで好調を維持してきた不動産市場がピークを向かえ、潮目が変わってきたことが分かった。調査結果では、明らかな加熱,加熱気味,高値だが適正という答えが9割以上を占め、現場や専門家では警戒感が強まっている。
この傾向は、不動産投資市場に限らず、一般的な不動産市場でも同様に感じられるが、ちょっと違うのは、投資市場は収益性を見ており、外部の要因(例えば金融市場など)の影響を受けるが、一般的な市場は自宅という生活に密着したものであること、損得だけではない満足度やこだわりなどが反映されること。
通常の不動産シーズンである9〜11月は、購入者の出足が鈍く、需要の少なさがいつまで続くのか、この閉塞感が拡がり不動産市場がガタガタと低迷期に入るのかとも思われたが、12月から1月にかけて、例年以上の購入希望者が出ており、上昇するとまでは思えないが、しばらく横ばいで安定する可能性もあるのかと思えなくもない。
月ごとの短期的な見方では、低迷期に入るぞ,不動産は下落するぞという感じにもなれば、まだまだ好調は維持されるぞ,安定するぞとも感じにもなる。
現在の購入者層の動きがこのまま続けば安定することもあるが、年始の一過的な動きかもしれないので、今しばらく様子を見ていかないと判断はできない。
また、これがたまたま弊社に問い合わせや依頼が殺到しているだけで、他の会社や販売現場が昨秋からのいまいち状態から変わらないのであれば、やはり、低迷傾向だと判断できる。弊社などは市場から見れば万単位のミクロの話ですから。でも、その場合は、売り物件も持たず、なぜ弊社だけに問い合わせや依頼が増えたのかは疑問に残る。
今日の打ち合わせ後の住宅営業マンも、柴田さんのところでは、チラシや広告してないし、サイトにも不動産情報が載っていないけど、なぜそんなに依頼が殺到するのですか?という素朴な質問をしてきました。
なぜなんでしょうね。私にも分かりません。ただ、現状を正直に申し上げると、弊社の営業担当(私含む)は年明けから一月最終週まで、平日,土日問わずびっちりスケジュールが埋まっており、依頼があると、営業同士で、予定の小さな隙間をやりくりして融通しながら、なんとかこなしています。(依頼を頂きながら予定調整がつかず、申し訳ない返信をした方にはお詫び致します)
冒頭で紹介したような調査結果や新聞,雑誌,書籍などの情報や社会的な状況などを総合した私の推察では、これから下落,低迷傾向に入りますよとお伝えしていますが、実際の体感を考慮すると、あれ間違えたかなと半信半疑になってしまいます。
余談:不動産市場は下がるし、下がった方がいいというのが持論ですが、世界の物価や所得などから考えると、不動産市場・住宅価格はそのままで、日本人の所得が伸びるというのがいいのでしょうね。
(08.01.15) |